茨城県と栃木県の県境にある鷲子(とりのこ)神社は標高470mの鷲子山の山頂にある由緒ある神社である。国道123号線から3キロほど山道を登っていくと森閑とした中に朱色の鳥居のある神社が現れ、巨大なふくろうの像が迎えてくれる。最近ではふくろう(不苦労)の神社として注目を浴びているようである。見事な山門をくぐると山上神社に続く階段がある。途中富士山が見える場所を通り、階段を登りつめるとご神木の千年杉がある。この杉は周囲が7mもあり、苔むした根本は見事であった。
今回は林の中の重厚な造りの山門を描いてみた。神社全体にたくさんのふくろうが鎮座する不思議な神社であった。